食べることで体を元気に!~薬膳料理ってなに?~
みなさん薬膳料理って知っていますか?薬膳と聞くとなんだか食材を集めるのが大変そうというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
実は、そんなことはありません。身近にある食材でも薬膳料理を作ることはできますので、難しく考えないでください。
今回は薬膳料理について詳しくお話しします。
薬膳料理って何?
薬膳料理とは、中医学に基づいた食事のことです。
体調不良を改善し、健康的な体を作っていくことを目的としています。
西洋医学では、投薬を行うことで病気を早く治すことを目指しますが、中医学では患者さんのその日の体調や、体質などを診て病気にかからないように予防していくことを目的としています。
薬園料理って難しいのでは?
薬膳料理と聞くと作るのが難しいと思う人も多いかと思いますが、旬の食材を取り入れた料理を食べることで、簡単に薬膳料理を実践することができます。
日本には春夏秋冬さまざまな季節の食べ物がありますよね。
まず、旬の食材を取り入れて料理することから始めてみると良いかと思います。
薬膳料理って不味くないの?
薬膳料理=漢方薬を混ぜた料理、おいしくない料理、苦い両頭痛というイメージを持つ方もおられるかと思いますが、薬膳料理の基本は、体に合ったおいしい料理です。
おいしくないものほど体に効果があるのでは?と思う方もいると思いますが、おいしくないものを毎日食べるのはつらいですよね。薬膳料理は季節や体調に合わせておいしい食事をすることで、体の免疫力アップや健康につなげていきます。
基本的な考え方【陰・陽】
薬膳の基本的な考え方に陰と陽があります。
陰の食材は、主に体を冷やす、エネルギーを鎮静化させる作用のある食材のことです。
例えば、トマトやナス、いちごやみかん、大豆やさつまいもなどのイモ類があります。
陰の食材は、エネルギーが過剰になり、体が熱くなっている時や、精神的にも興奮していて、気持ちを落ち着かせたいときなどに食べると良いと言われています。
陽の食材はどのような時に食べるの?
陽の食材は、主に体を温める食材のことを言います。
例えば、野菜ではかぼちゃやにんじん、ゴボウなどがあり、魚では、鮭やいわし、鯛などがあります。
陽の食材は、体が冷えている時や、気持ちが落ち込んでしまい元気が出ないときなどに食べることでエネルギーをチャージします。
簡単なものから作ってみましょう!
身近にある食材でも、簡単に薬膳料理を作ることができます。
みなさんの体調に合わせて、陰陽を見極めて作ってみるのもよいかもしれません。
分からない時はまず、旬の食材を使った季節の薬膳料理から作ってみてはいかがでしょうか?