オートクレーブ

オートクレーブ

治療器具は、全自動高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)で完全滅菌しています。

オートクレーブ内の圧力を高温の蒸気で上げることによって、細菌や微生物の蛋白質を変性させ死滅させる滅菌方法です。

高圧蒸気滅菌は飽和蒸気を用いることで、その他の熱による滅菌(煮沸滅菌、乾熱滅菌)よりも低温・短時間で滅菌することができます。

電動注射器

電動注射器

歯を削ったり、歯の根の治療をする時など、歯科治療においては、麻酔が必要になることが頻繁にあります。

従来型の手動による注射器では、指で押すため、力の関係で、あまり注射針を細くすることができませんでした。細くすればそれだけ大きな力を入れなければ麻酔液が出てきません。そのため細かい制御が難しく、ある程度太い注射針を使用せざるを得ませんでした。太い注射針を使用すれば、その分針を刺す時の痛みを感じやすくなります。

当院では、痛みの少ない麻酔注射のために、コンピューター制御注射器「オーラスター」を使用しています。初めは少しずつ、そして段々と早くする言わば「名医の職人芸」をコンピューターが確実に再現します。3段階のうち最適な注入速度を選択して、ゆっくりと一定の圧力で麻酔液を注入することで、注入時の痛みを軽減します。

針入点に表面麻酔を併用することにより、「いつ麻酔されたのか分からないくらい」痛くなかったと言われることもあるほどです。

高周波治療器

高周波電流発生装置部は電気メスの波形である全波整流型波形とその変型である半波方形型波形の高周波を出力する装置であり、この波形を利用して根管治療における滅菌、歯周ポケット内の消毒、滅菌を行うことができます。

生体に高周波電流を流すと、電気抵抗が高い部位での発熱が起こります。

この現象を利用して、光では届かない部分や極小範囲での滅菌や殺菌を行うことができます。

高周波治療器

 

LED(発光ダイオード)光重合器

LED(発光ダイオード)光重合器

光量が、2,200mW/㎠のハイパワーのLED光重合器です。420~480nmの幅広い波長域をカバーします。

歯髄(しずい:歯の神経)の温度上昇を抑制し、有髄歯(神経のある歯)でもより安全に使用できます。(効率の優れた新型LEDを採用することで、温度上昇が抑えられています。)

ハロゲンやプラズマと比較して、バルブ(LED)の光量がほとんど落ちません。

ほとんどのコンポジットレジン(歯に詰めるプラスチックの材料)が高速3秒で重合します。

コードがなく、軽量で取り扱いやすいLED光重合器です。

バリオサージ(超音波ボーンサージャリーシステム)

 

バリオサージ(超音波ボーンサージャリーシステム)

欧米の口腔外科、インプラントのスペシャリストが絶賛するNSKの超音波ボーンサージャリーシステム「バリオサージ」は、手の一部のような操作感を実現したライト付きハンドピースや、口腔外科用として、特別に開発された高性能エンジンンによる先進の機能、そして、丁寧に目立てを施し、切れ味と最低限の侵襲を追求した専用チップとの組み合わせにより、安全で効率的な施術を実現する骨切削器具です。

超音波の振動を利用することで、柔らかい組織である、神経、血管、歯肉などを傷つけることなく、骨の切削を正確に最小限にして、安全に手術を行うことが可能になりました。

 

ダイオードレーザー(半導体レーザー)

ダイオードレーザー(半導体レーザー)

ワイヤレスで、ペンタイプの小型レーザーです。

波長は810ナノメートルで、組織透過型であり、赤血球への熱吸収性が高く、低出力下では細胞の活性化が期待できる軟組織用のレーザーです。

歯肉切開や知覚過敏などの軽度の軟組織治療に有効です。高出力化では、生体組織の蒸散、凝固、切除が可能です。疼痛を緩和させる働きがあるため、麻酔の必要がほとんどありません。

止血性に優れているため、治療時に歯ぐきからの出血を最小限に抑えられます。電気的な刺激がないため、銀色の詰め物やかぶせ物をした歯にも応用できます。

炎症を起こしている組織に特異的に働きかけるため、健康な組織を傷つけることなく治療することができます。

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

波長は10.6μmで、生体組織の蒸散、切除、石灰、止血などに使用しています。

歯ぐきの炎症を抑えたり、治癒の促進を行うことができます。

レーザー治療のメリットは、麻酔を使わずに無痛治療が可能、もしくは、少量の麻酔で処置を行うことができ、出血が少なく、縫合も必要ないことなどです。

さらに、化膿止めなどの術後の投薬が必要ないこともあり、疾患やアレルギー、血液疾患などの方も安心して治療を受けられます。

デジタルレントゲン

デジタルレントゲン

歯科医院では、むし歯や歯周病を診断するために、レントゲンが日常的に撮影されています。当院では、患者さんのからだへの影響を最小限にするために、デジタルレントゲンシステムを導入しています。

デジタルレントゲンの最大のメリットは、少ない被爆線量で鮮明な画像が得られることです。

従来のレントゲン撮影より被爆線量が最大で約1/10に軽減されました。しかもフィルムを現像する時間が必要ないので、コンピューターのモニター画面上に画像が瞬時に表示されます。

最先端の技術を利用することは、患者さんのからだ全体の健康にもつながります。

デジタルレントゲン

CTを導入しました

パノーラA1は高画質と診断に十分な撮影サイズを備えながらも、コンパクトな設置サイズの歯科用CT・パノラマ複合機です。

メタルアーチファクト低減機能を標準搭載した、導入しやすい3Dレントゲンです。

3Dレントゲン

 

オイルライザー

オイルライザー
歯科診療に欠かせないエアタービンハンドピースなどを完全殺菌しています。高温(120℃)に加熱された専用オイルに浸漬することにより、付着した細菌類を短時間で死滅させることができます。水や高熱蒸気を使用しないため、さびや腐食などのダメージも少なく、器具の殺菌・洗浄が簡便に行えます。
歯科診療において頻繁に使用され、構造上デリケートな器具を完全殺菌することで、患者さんとスタッフを細菌感染・院内感染から守ります。