このホームページをご覧になっているあなたは、歯のことで何かお困りになっていることがあるのではないかと思います。
思うように噛めない、ズキズキ痛む、違和感がある・・・。
そのため、好きなものが食べられない、人前で笑えない、人と話すことも嫌になってしまった・・・などなど。
そうした悩みから一刻も早く抜け出していただきたい!
そういう思いで、「インプラント」についての正しい情報を解説した小冊子を書き上げました。その小冊子の内容は・・・。
小冊子の内容をちょっと、、、
小冊子の内容について理解していただくために、目次をご紹介します。5章で構成され、インプラントの不安や疑問について解説しています。
第一章 歯科医院で治したブリッジや入れ歯には寿命があることをご存じでしたか?
第二章 入れ歯を入れていると、あごの骨がやせ細っていくことをご存じでしたか?
第三章 私があなたに伝えたい想い
第四章 どうしてインプラントにされたのですか?あなたの体験談をお聞かせ下さい!
第五章 インプラントで成功するために
付録 【 インプラントの疑問にお答えします! 】
Q:「インプラント治療」って何ですか?
Q:どのような手術をするのですか? 手術時間はどのくらいですか?
Q:手術は痛いですか? あとで腫れますか?
Q:入院することは必要ですか?
Q:インプラント治療は誰でも受けられますか?
Q:歯槽膿漏や糖尿病でもインプラント治療は可能ですか?
Q:インプラント治療ができない場合がありますか?
Q:インプラント治療のためには、禁煙しなければならないのですか?
Q:インプラントの種類には、どのようなものがありますか?
Q:治療期間はどのくらいですか?
Q:治療の間、歯がないところはどうするのですか?
Q:インプラントは何年くらいもちますか?
Q:お手入れはどうすればいいのですか?
Q:治療費はどのくらいですか?
Q:インプラントを入れていても、MRIを受けても大丈夫ですか?
小冊子の具体的な中身について、一部をご紹介します
以下のように、小冊子では、患者さん自身が失った歯の治療法について、その判断基準をどのように考えればいいのかをわかりやすい文章で説明しています。
第一章
歯科医院で治したブリッジや入れ歯には
寿命があることをご存じでしたか?
もしもあなたが、歯科医院で「治した歯の寿命を知らずに治療を受けている」としたら、それはとても不幸なことです。
まずは、失った歯を回復させるためのブリッジについてお話ししましょう。1~3本くらいまでの歯を失った場合、ほとんどの患者さんが、ブリッジと呼ばれる固定式の人工歯を選択します。
「ブリッジ」とは、失った歯の前後に歯が残っている場合、その歯を台形状にけずり、その歯を土台にして人工の歯でつなぐ治療法です。
この方法だと、噛みごこちは、自分の歯とほとんど変わりません。しかし、ブリッジの土台にするために、健康な歯をけずることになる場合がとても多いのです。
次のデータをご覧下さい。
【 クラウン・ブリッジの寿命 】
患者さんに装着したつめ物やかぶせ物が、何らかの理由により、一度治療が終わった歯の50%がダメになる平均年数は、 ・インレー 約5年 |
「インレー」とは、むし歯をとりのぞいた後につめる金属のつめ物。
「クラウン」とは、金属のかぶせ物。
「ブリッジ」とは、失った歯の前後の歯をけずり、それを土台として、クラウンを何個かつないだもの。土台として必要であれば、むし歯ではない健康な歯をけずる場合もある。
健康な歯であったとしても、ブリッジの土台として使うためには、本来の大きさの1/3~1/4の歯の表面をけずることになります。
この1/3~1/4とけずる量はそれほど多くないのですが、健康なエナメル質をけずることで抵抗力を失い、その後、むし歯になりやすくなる場合が多いのです。
そのため、けずった健康な歯が10年も持たないで、ダメになって再治療することになる確率が高くなってしまうのです。歯科医が失った歯を取り戻すために行っている治療法が、残っている健康な歯の寿命を短くしてしまっている可能性があるということなのです。
これが、「クラウン・ブリッジの寿命」として、ご紹介した数字なのです。
「インレー」や「クラウン」が、理由はともあれ、ダメになるまでが、約5年。 「ブリッジ」は、約7年というのが、ダメになるまでの平均年数なのです。
誤解しないでいただきたいのは、この数字は保険でつくった人工歯だから、こんなに短い年数になるというわけではありません。
歯の表面の健康なエナメル質をけずったことで、抵抗力が弱くなったことが原因です。そのため、保険外の高い人工歯を入れたとしても同様のことが起こります。
保険のきかない高い人工歯を入れたとしても、それは見た目にお金をかけているだけなのです。むし歯の治療は絶対必要です。
しかし、治療するために、健康な歯をけずることで、歯の寿命が短くなる可能性があるということをご存じでしたか?
むし歯でもない健康な歯をブリッジの土台として使ったために、歯の寿命を縮めてしまうことになるのです。
歯を1本失って、その前後の歯を土台にしてブリッジで治療する場合、失う前までは、3本で支えることができていた噛む力を、今度は前後2本の歯で3本分の力を支えることになります。
そのため、噛む力の負担が大きくなりすぎて、土台として使った前後2本の歯の寿命を縮めてしまうことにもなるのです。ブリッジの土台として使わなければ、10年や20年は、そのまま健康な歯として残すことができたかもしれないのです。
実際、こんなことがありました。
それは、当時30代後半だった男性の患者さんでした。「右上の奥歯が噛むと痛いんです」ということで来院されました。
口の中をみると、右上の奥歯にブリッジが入っていました。奥の方の土台になっていたクラウンの下でむし歯が進み、歯の中がぼろぼろになって大きな穴が開いていました。
レントゲンをとって確認したのですが、歯の根がわれており、この歯を残すことはとても無理な状態でした。
「残念ですが、抜くしかありません」ということをお伝えしました。
この患者さんは、この10年の間に何度か右上の奥歯の治療をくり返し行っていたそうです。私はこの患者さんに、これまでされていたブリッジという治療法についてお話しました。
しかし、「今回ばかりは、抜歯したところの奥にある健康な歯は、もうけずりたくありません。抜歯したところに、インプラントを入れてください」と希望されたのです。
ブリッジは入れてから数年後、ブリッジの土台として使った歯に問題が出てきます。
理解していただきたいのは、つくったブリッジがダメになるのではなく、土台として使った歯がダメになるということなのです。
再治療して、もう一度ブリッジができる場合は、まだ状態がいい方です。実は、この患者さんのように再治療できずに、抜歯しなければならないケースが非常に多いのです。これが日本のほとんどの歯科医院で、ごく一般的に行われている歯科治療の現実なのです。
あなたは、この歯科医療の現実をご存じでしたか?
(以下、第二章に続く)
以上、ほんの一部ですが、小冊子の中身について触れてみました。
ぜひお手にとってお読み下さい。